アルコール・ラブコール

コンパにより泥酔し坂本とともに帰宅する五代。なんと一刻館の前の路地で「響子さん好きじゃぁぁぁ」と叫んでしまう。さらには響子を抱きかかえ部屋まで連れ込むが、抵抗する響子をよそにそのまま眠ってしまう五代。

翌朝目を覚ました五代には当然昨晩の記憶はなく、周囲の反応や響子の様子から、自分が何らかの失態を犯してしまったことを察するが、一の瀬から「裸踊りを響子に見せた」とウソを吹き込まれひどく落ち込んでしまう。

響子に謝罪しごまかそうとする五代だが、響子は響子で突然の告白に頭を悩ませており、話の食い違いから響子はさらに腹を立ててしまうのであった。


考察など

この時を境に響子は五代のことを「ひとりの男性」として見るようになったと考えられる。しかしそこには恋愛感情はなく、「自分に告白してきた男」としか見ていない。

惣一郎の他界後、響子は自分がもう一度、恋愛をすることはもちろん、異性から好意を抱かれるなどという想像を、おそらく全くしていなかのだろうと思われる。よって五代の突然の告白に一晩中頭を悩ませていたのであった。


日時

昭和56年(五代20歳の年) 5月下旬~初夏


初登場

近所の主婦たち