サクラサクカ!?

私立受験が全て終了したが、ひとつでも合格するまで一刻館には帰れないと、五代は友人の家に居候していた。そんな折、一刻館の管理人室の電話が鳴り、五代と名乗るものから連絡が。電話の相手は東京へ出てきた五代の祖母ゆかりであった。

五代の祖母を時計坂駅まで迎えに行く響子。五代が連絡もなしに行方不明になっていること(実際には前述の理由で友人宅に居候中)をゆかりには隠そうとするが、四谷の口からすぐにバレてしまう。しかしゆかりは五代の性格を熟知しており、あせる様子も見せず響子と一緒に合格発表を見に行くことに。

合格発表会場で五代と、響子、ゆかりは鉢合わせ、一緒に合格発表を見ることになってしまうが、苦労の末、五代は浪人生活に終わりを告げるのであった。


考察など

響子はゆかりが「裕作」と呼んだことで、初めて五代の名前を知る。

響子はゆかりからの電話を五代と勘違いし、心配から電話口で怒鳴ってしまうが、あくまで前話と同じく「ダメな弟」としての五代を叱っているだけだと考えられる。


日時

昭和56年(五代20歳の年) 2月


初登場

五代ゆかり