暁に鐘は鳴る
共通一次試験前日、受験生たちが落ち着きをなくしている姿を街で見た響子は、五代をなるべく刺激しないようにと住人たちに言い聞かせる。しかし全く聞き入れる様子のない住人たちにあきれる響子。
夜には一刻館が停電してしまい、さらには時計小屋の鐘が夜中鳴り響くトラブルもあり、ほとんどろくに勉強もできず試験当日の朝を迎える五代であった。
考察など
響子が五代を気遣う場面が多いが、あくまで親切心からである。その気遣いを見て四谷と朱美が「五代に気がある」と響子をからかうが、この時点では響子自身に全くその気がないため、今後のムキになり方とは違いあっさりとした起こり方である。一方五代は響子の気遣いを真に受けている模様。
停電の修理の際、暗がりで五代と密着してしまった響子が惣一郎に謝る描写がある。(この時点では四谷に「犬に謝ってる」と言われている。)
日時
昭和56年(五代が20歳の年) 1月9日~10日
初登場
坂本、五代の友人
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